
「実家の将来は、まだ決められなくてもいい」
― 新年度のごあいさつ ―
新しい年度が始まりました。
YUI BASEとしても、また一つ区切りとなる年のスタートです。
今年も「空き家管理」という仕事を通じて、
実家や住まいにまつわる不安に、そっと寄り添える存在でありたい。
そんな思いで、新年度を迎えています。
少し私自身の話をさせてください。
先日、家族4人で妻の実家がある和歌山県那智勝浦町へ帰省してきました。
妹家族も帰ってきて、総勢8人。
久しぶりににぎやかで、笑い声の絶えない時間を過ごしました。
義父母は今年で84歳。
ありがたいことに、今も元気で、変わらぬ日常を送っています。
ただ、ふと頭をよぎるのは
「この家の将来はどうなるのだろう」ということです。
三姉妹は全員大阪に嫁ぎ、
いずれこの家は“空き家になる可能性”を持っています。
那智勝浦町も、大阪に比べれば人口は減り、
空き家が増えている地域の一つです。
でも正直に言うと、
私自身も、この実家を将来どうするかは決められていません。
元気なうちは考えなくていい。
でも、何も考えずにいられるわけでもない。
多くの方が感じているその気持ちを、
今回の帰省で、改めて自分ごととして感じました。
YUI BASEが大切にしているのは、
「すぐに答えを出すこと」ではありません。
- 売るかどうか
- 貸すかどうか
- 管理するかどうか
それを今、決めなくてもいい。
でも、放っておかなくていい方法はある。
その選択肢の一つとして、
空き家管理という関わり方があると考えています。
実家の将来に不安を感じている方。
すでに空き家になってしまって、どうしたらいいか分からない方。
「まだ決められない自分」を、
どうか責めないでください。
私自身も、同じ立場に立ちながら、
この仕事をしています。
YUI BASEは、
実家と人との関係を、いきなり切り替えるのではなく、
ゆっくり保ち続けるための存在でありたいと思っています。
今年も、そんな姿勢は変わりません。
空き家のこと、実家のこと。
何も決まっていなくても大丈夫です。
話すことで、少し整理がつくこともあります。
必要なときに、思い出してもらえる存在でいられたら嬉しいです。
本年度も、どうぞよろしくお願いいたします。

